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対話型AIへの相談と対面カウンセリング

対話型AIに相談をした経験はありますか?
電通の調査(「対話型AIとの関係性に関する意識調査」2025)によると、10代20代の傾向として、対話型AIへの信頼度が高いこと、親友や母と並び感情を共有できると認識する傾向があること、対話型AIに愛着を持つ傾向があるそうです。実際、対面の相談の中でもAI相談の話を時々耳にするようになってきました。

相談機関への相談を検討したことはありますか?
対面での相談はもちろん、電話やチャットなど相談窓口の形態もさまざまです。
最近、いずれの形態の窓口でも、『AIに相談したけれど、誰か人にも相談してみたくて』『AIに相談したら、ここに相談するよう勧められたんです』『普段はAIに助けてもらって、それも含めて振り返るのが対面の相談』など、AIを活用したメンタルヘルスの維持増進をさまざまに工夫しているという声をよく聞きます。では、AI相談と人への相談は、どのように選ぶとよいのでしょう。

対話型AIへの安全な相談とは?
上手に使うと有用な場合
◎頑張る・落ち着く・意欲を出すための工夫について、一般的な行動案を試したいとき
例えば、「勉強に取り掛かる意欲を出すにはどうしたらいい?簡単で具体的な行動を教えて」と尋ねるなどです。ポイントは、あくまですぐできる行動の提案をしてもらうこと。行動を変えると、考え方や気持ちも変化しやすいです。

◎知識を得ることで、自己理解の助けにしたいとき
例えば、「月経前の気分の落ち込みは、婦人科を受診するとどんなことをしてもらえる?」など、知識を補完するための利用です。同じ症状の人が他にもいると知ることや、治療や支援の一般的な方針に関する知識は、安心感を得られ、また受診などの次の行動を後押ししてくれます。

◎自分がどうするのか、どう考えるのかを整理したいとき
例えば、大切な家族が病気になったなど、どうしてあげたらいいだろうと悩むときに、自分が大切にしたい考えやしてあげたいこと、できることとできないことなど、いろいろな考えが頭をめぐると思います。それを「ポイントを絞って要約して」と尋ねることです。AIは共感的に答えてくれますが、気持ちがよけに昂ったり落ち込んだりするきっかけにもなるため、焦りや不安があるときほど、「ポイントを絞って」という指示はとても大事です。

要注意!人への相談がおすすめな場合
△死にたい気持ち、消えてしまいたい気持ちがあるとき
AIは共感的に応答してくれるため、対話の流れや利用する人の状態によっては、死ぬことを良しとする方向、あるいは死にたい気持ちを高めてますます落ち込ませる方向に傾くリスクがあると言われています。そのような気持ちでしんどい時は、人への相談をお勧めします。AIに死にたい気持ちを相談すると、多くの場合は人が対応する相談窓口を教えてくれます。人への相談を勧められたら、ぜひ一度試してみてください。

△継続的な利用、1回の利用が長時間になるとき
AI相談への依存のリスクがあります。共感的な言葉、あなたを認める言葉をたくさん返してくれるので、一時的に安心する頑張れるという効果があり気持ちが良いかもしれません。しかし、継続的、あるいは長時間のやり取りでは、あなたの気持ちを吐き出すだけになっていませんか。明日からの行動変容やあなた自身の成長につなげるには、専門家との腰を据えた相談がお勧めです。

悩む=しんどい=ないほうが良い?
そもそも、人が生きるということは、次々と悩み、迷い、時に落ち込んで、解決したり、諦めたりしていくことです。悩むこと自体は生きていれば当たり前のことですから、悩みを解消できなときには、健康的に悩みましょう。必要ならば、健康的に諦めましょう。その先には、少し自信がついた自分、前より自分を愛せる自分が待っていますよ。

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2026.04.28 17:26